昨今は遺品整理や生前整理という言葉は身近なものになってきており、多くの人が耳にしたこともあるでしょう。しかし、具体的にどういった手順で何を行えばいいのかは分からないという人が大半なのではないでしょうか。遺品の分別の仕方、仏壇やその他の遺品の処分・供養の方法、故人の部屋の清掃の仕方など、正しい遺品整理には多くの労力と知識が必要になってきます。遺品整理業者とはそうした作業や手続きを遺族と故人に寄り添いながら行うプロフェッショナルです。遺品整理や生前整理を検討されている方はこうした業者を利用することをお勧めします。
良い遺品整理業者とは
良い遺品整理業者を選ぶポイントはいくつかありますが例えば以下のような点が挙げられます。
良い遺品整理業者を選ぶポイント
「遺品整理士」等の資格を有しているか
遺族の希望を丁寧に聞いてくれるか
明朗な見積もりを出してくれるか
遺品整理業の歴史はまだ浅く、まだまだ様々な業者が独自のやり方で仕事を進めている所があります。しかし、そんな中でも上記にような点は最低限求められるでしょう。
遺品の整理や供養、形見分け、その他特殊清掃なども求められる現代において、良い遺品整理業者を選ぶことは故人と遺族にとって非常に重要なことと言えるでしょう。
遺品整理業者は、全国に8~9000ほど存在していますが、心を込めて遺品整理を行っている業者ばかりではなく、トラブルや被害報告もあとを絶ちません。遺品整理の業者比較ナビでは、なかでも「遺品整理士」が在籍している業者、「一般廃棄物収集運搬業」「古物商」の許可をきちんと取得している業者をオススメしています。遺品整理士がこれらの許可業者と提携している場合もあります。
速やかに片付く
遺品整理士を中心とする遺品整理業者スタッフが、これまでの実績と経験をもとにテキパキと遺品を残すもの、供養するもの、処分するもの、買い取りするもの、貴重品に分別していきます。オプションで特殊清掃やハウスクリーニングを実施してくれるところも。賃貸住宅で退去期限が迫っている、相続後、売却をしたい場合も、遺品整理業者に頼まれると早く片付きます。
遺族の心理的負担を軽減
身近な人の死を受け入れるのには時間がかかるものです。深い悲しみのなか、遺品整理をご自身で行えば、遺品を手にとるたびに思いがこみ上げ、涙があふれ、精神的にはとてもつらい作業となります。遺品整理業者は、故人様の思いを汲みとりながら、ご遺族様と同じ気持ちで心を込めて分別・処分を行っていきます。遺品整理を業者に依頼するだけで心は軽くなるでしょう。
プロの仕分けで
貴重品を見落とさない
優良な遺品整理業者、遺品整理のプロ・遺品整理士は貴重品を見落としません。故人様のお部屋・自宅にある遺品を一度、分別し終えたあとも、スグには梱包・搬出せず、もう一度、貴重品が誤って分別されていないか徹底して判別・チェックを行います。どちらに分別していいものか判断に迷う遺品が出てきた場合は、ご遺族様に確認をとるようにしているそうです。
遺品整理業者に作業を依頼した場合、多くの業者で遺品買取のサービスを行っています。遺品の内容はアルバムや日記など他人から見ると価値の無いものから、貴金属や骨董品など金銭的な価値が大きいものなど様々です。このうち、主な遺品買取の対象になるのは後者のブランド品や貴金属、希少価値の高い古書など金銭的な価値が大きいものになります。その他、家具や家電、楽器、DVDなどが買取対象になる場合もあります。遺品の買取には熟練の知識と感覚が求められます。優良な業者をしっかり選び、遺品の高価買取をしてもらいましょう。
心を込めて行われるべき遺品整理ですがトラブルも起きています。国民生活センターには被害の相談が寄せられ、注意喚起がなされています。業者選びに失敗するとトラブルに見舞われる可能性が高くなります。
事例01見積りと違う
金額を請求をされた
ご主人を亡くした高齢女性のAさん、知人に遺品整理業者を紹介してもらったそうです。見積もりも安く、お願いすることに。しかし、遺品整理後、請求された金額は2倍近くにはね上がっていました。強面のスタッフを前におとなしく支払うしかありませんでした。
事例02引き取られた不用品が
不法投棄されていた
遺品整理を終えたBさん、ある日突然、警察から電話がかかってきて「不法投棄」の疑いをかけられたそうです。山や河原に捨てられていたのは業者に処分をお願いしたはずの父親の遺品でした。そのなかに身元や連絡先がわかるものが含まれていたそうです。
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