費用を安くする方法
遺品整理は、業者にお願いする場合、決して安い頼みごとではありません。そのため、少しでも安くしたい、お得になれば、と思うのが人情です。
そこで、今回は、遺品整理の費用を安くする方法について見ていきます。
遺品整理をお願いする遺品の量を減らしてみる
遺品整理業者が代行する遺品整理の量が少なければ少ないほど遺品整理の費用は安くなる可能性があります。
心の整理がまだついていない方には、むずかしいことだと思いますので、あまりオススメしにくいのですが、できることは自分で家族と協力してやってみるのもいいのではと思います。たとえば、
- 食器類
- 日用品
- 衣類
- 布団類
- いわゆるガラクタ類
などで、故人様を偲ぶもの、思い出に直結しないものであれば整理しやすいのではないでしょうか。
ここで注意なのですが、まだまだ使えそうなもの、リサイクルできそうなものは片付け・処分しないようにします。詳しくはあとでお伝えいたします。
しかしながら、見積もり依頼の鉄則とポイントでもお伝えしていることなのですが、1ルームで3万円から、3DKで15万円から、一軒家で20万円くらいというのが遺品整理代行の相場となっているようです。
つまり、間取りや広さでおおよその料金目安が設定されていますので、たとえばですが、遺品整理業者に整理をしていただく範囲を故人様のお部屋のみ、お部屋と書斎のみにする。自宅とは別棟の小さな倉庫だけにするなど限定してしまうことで、遺品整理業者から提示される見積もり額もお得になる可能性が格段と高くなります。
遺品整理業者の買取サービスを利用する
遺品整理業者のなかには、独自のネットワークや流通経路を持っており、遺品買取サービスも行っているところがあります。遺品整理士が中心となって遺品整理を代行するときは、提携している専門家が査定に入るようです。
優良業者は、ご遺族様の負担を減らそうと考えますので、価値のある遺品は高額で買い取ってくれる可能性が高いです。
遺品整理業者のなかには買取金額を請求予定だった費用から差し引いてくれるところもありますので、遺品整理費用は確実に安くなります。
リサイクル・買い取りをしてもらえる意外なもの
とある遺品整理業者が実際に公開しているウェブサイトでは、パソコン、オーディオ、家電、家具、本、貴金属、車両など、いろいろなものを買い取ってくれる旨が記載されています。
ガステーブル、クッキングヒーター、スプリングマット、収納ケース、自転車、タイヤ、自動車バッテリー、カーステレオ、発電機、農具(トラクター・運搬機・耕運機・草刈り機・製粉機・精米機)、バケツ、ごみ箱、浴槽のふた、洗面器、風呂いす、フライパン、やかん、傘、灯油缶、スプレー缶、廃油、段ボールなど
一見、買い取ってもらえなさそうなもの、何も考えずに、ごみ置き場に持っていきそうなものでも買い取ってもらえる可能性があるようです、
ここで、みなさんは「いや、待てよ。こんなに買い取ってもらえるものがあるのであれば、自分や家族で整理をしなくても、すべて遺品整理業者にお願いしたほうが結果的にお得で安くなるのではないか」と思われたかもしれません。
ここでお答えできるのは、お得になるかならないかは遺品整理業者によるということです。
遺品整理業者が、企業努力によって、広範囲な中古商品を取り扱っている業者、優良なリサイクル業者とのネットワークをしっかりと構築していれば、遺品整理費用は安くなるでしょう。
しかし、遺品整理業者のなかには、遺品を安く買い叩くことしか考えていない、はなから高価で買い取りをしようとしない業者も存在するでしょうし、企業努力はしているもののリサイクル業者と強い結びつきがなく高く買い取りたいけど、それができない業者もいるはずです。
企業努力が実を結んだ業者なら買い取れた遺品も、そのほかの業者は買い取れないわけですから、遺品整理費用が必ずしもお得になるとはいえません。
そのため、自分や家族で遺品整理をして遺品を減らす方法もご紹介いたしました。
下見スタッフに買取サービスについて確認
見積もり依頼の鉄則とポイントでは、お伝えしていなかったことですので、ここで関連して追記させてください。
見積もり依頼後、遺品整理業者のスタッフが見積もりのために実家などを下見に訪れますので、そのときに、
- 買取はしてくれるのか
- どのようなものなら買い取ってくれるのか
を確認するようにしましょう。スタッフによる下見前に売れそうなものをチェックしておき、指差しで「これは買い取ってもらえますか?」など質問をするのもアリだと思います。
遺品整理業者にWebから申し込む、クーポンを利用する
遺品整理業者のなかには、インターネットから申し込むことで、また、クーポンを印刷することで割り引きをしてくれ、お得になるところもあるようです。
「遺品整理 Web限定」
「遺品整理 割引」
「遺品整理 クーポン」
といった感じで、Googleで、もしくはサイト内を検索して、探してみるのもいいでしょう。