遺品整理の業者ごとの値段が違うのは何故?

人生の中でそう何度も遺品整理を業者にお願いする機会がある人はいません。初めての遺品整理では、「値段の相場や仕組みがわからない」と不安に感じる人もたくさんいるのではないでしょうか。

いざ見積もりも依頼してみると、「自分が思っていたよりも値段が高い!」と驚いてしまうことも。今回は失敗しない業者選びのために、遺品整理の業者ごとに見積もりの値段が違う理由を詳しくご紹介します。

業者ごとに遺品整理の見積もり値段が違うのは何故?

業者ごとに遺品整理の見積もり値段が違うのって不思議ですよね?特に数万円の違いが出る時は、業者によって何故こんなにも違うのか気になってしまいます。どうしてこんなにも値段が変わってしまうのでしょうか。

遺品整理を行う作業員の数で値段が違う

業者で行う遺品整理には作業員が数名付いてきます。見積もり金額の中には、必ず作業員の人件費が含まれているものです。そのため、作業にあたる人数が多ければ多いほど人件費がかかるので必然的に値段も高くなってしまう傾向があります。

特に家が賃貸であったり、遠方からの依頼で作業日を多く確保できない場合は急ピッチで作業に当たらなければならないため、作業員を多く割り当てる必要があります。

緊急対応が必要の場合はその分値段も高くなるので注意が必要です。逆に急を要さない遺品整理の場合はその旨を業者に伝えると、お得になるケースもあるかもしれません。

遺品整理で使うトラックの大きさで値段が違う

遺品整理で使われる主にトラックは軽トラ・2トン車・2トン車ワイドが一般的です。ボディにも違いがあり平ボディ・ホロディ・コンテナ型などが存在しています。

例えばですが、2メートル近い家財がある場合、軽トラック・平ボディ・ホロディなどはトラックの高さが足りないため、そのままの形で積み込むのは難しくなります。そうなると解体、もしくは横にしてトラックに積み込む必要があり、思うほどトラックに家財を載せることができなくなってしまいます。

このように使用しているトラックによって要領が変わってくると物量が多い家の遺品整理は何往復もする必要が発生し、その分の手間賃が値段に含まれてしまいます。

もし一軒家などで物量が多い場合、大きいトラックを保有している業者に頼んだ方が最終的な金額は安くなる傾向にあるようです。

遺品整理業者以外の業者に払う値段が含まれている

遺品整理業者が他の業者に業務委託をするようなケースも存在しています。特に遺品整理と合わせて不動産屋の紹介をしてもらう・ハウスクリーニングを合わせて依頼する・仏壇や人形などの供養もお願する場合は、他の業者が間に入るケースが多いです。そうなると仲介手数料や委託手数料が作業の値段に含まれることがあります。

一括して全ての作業を任せられると便利ではありますが、費用を抑えたい場合は専門の業者それぞれに見積もりをお願いした方がお得になるかもしれません。

お得な遺品整理を行うためのコツ

遺品整理の費用をできるだけ抑えたいという人もたくさんいると思います。お得な遺品整理を行うためには、どのようなコツが必要なのでしょうか?

コミコミパックに要注意!追加料金を取られるケースも‥

トラック詰め放題はトラック1台分の料金なので、収まりきらない時は追加料金が取られるケースがあります。また、詰め放題と謳っておきながら、引き取る商品によって追加料金を取られることも少なくありません。最悪なケースだと「この商品は引き取りできません」と言われて回収不可になることも。

両親が住んでいた一軒家などは、作業を行うまでどんなものが出てくるかわからないので、「トラック詰め放題」や「コミコミパック」などのサービスは遺品整理には存在しないものと思った方が良いでしょう。

遺品整理業者と出張買取業者は違う

買取可能な商品があると、買取金額を遺品整理代から差し引くことができるので作業をお得に依頼することができます。ですが、遺品整理業者と出張買取業者は業者的には違う括りです。商品によっては、出張買取業者の方が高く売れるものもあるので扱いには注意が必要になります。

特に、着物・茶器・仏壇などの買取を希望する場合、特殊な商品になるのでピンポイントで買い取ってくれる専門業者に見積もりを依頼すると、買取金額のアップを狙えるはずです。

まとめ

値段もさることながら、対応が丁寧かどうかも業者選びの大切なポイント。故人の思いを大切にしたい、思い出の品を粗雑に扱われたくないなど業者選びに慎重になってしまう人もたくさんいるのではないでしょうか。

「高い業者だから対応が良い」「安い業者だから対応が悪い」と決めつけると後になって後悔してしまうこともあります。故人のためにそして自分のためも、納得できる遺品整理ができるよう必ず複数の業者から見積もりを取り、依頼先の業者が信頼できるかどうか見極めるのが良いでしょう。